サステナビリティレポート
サステナビリティレポート2024
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ENEOSマテリアルグループ環境方針
私たちは、「持続可能な社会の形成」を目指し、次のことを基本方針として取り組みます。
- 1.環境関連法令の遵守
- 2.脱炭素社会形成への貢献
- 3.循環型社会形成への貢献
- 4.事業活動における環境保全の推進
2024年4月
株式会社ENEOSマテリアル
代表取締役社長
当社の取り組みについて
環境負荷低減への取り組み
ENEOSマテリアルの環境負荷低減への取り組みなどをご紹介いたします。
ISCC PLUS認証
当社四日市工場で生産する乳化重合スチレン・ブタジエンゴム(ESBR)、ブタジエンゴム(BR)のISCC PLUS認証取得完了について
株式会社ENEOSマテリアル(本社:東京都港区、代表取締役社長:平野勇人)は当社四日市工場で生産している乳化重合スチレン・ブタジエンゴム(ESBR)およびブタジエンゴム(BR)に関し、2023年12月に持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得いたしました。昨年、同認証を取得した溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(SSBR)も認証を更新しております。
当社千葉工場のBR、当社グループ会社のENEOS MOL Synthetic Rubber(EMSR:ENEOSマテリアルとMOL Hungarian Oil and Gasとのハンガリーでの合弁会社)とBST ENEOS Elastomer(BEE:ENEOSマテリアルとBangkok Synthetics Co., Ltd.とのタイでの合弁会社)のSSBRでも同認証を取得済みであり、今後もサステナブルな社会構築に貢献可能な製品をより幅広く、グローバルに提供してまいります。
当社はISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠することを約束し、宣言します。
2023年12月
株式会社ENEOSマテリアル
ISO14001認証
環境配慮商品
ENEOSマテリアルでは、電池用バインダー/TRD®など環境への影響に配慮した製品を取り扱っています。
生物多様性
基本的な考え方
ENEOSグループは、操業・生産拠点の周辺環境に影響を与えかねない事業特性を持つことから、生物多様性の保全を重要なテーマと考えており、これをENEOSグループ行動基準に定めています。
操業・生産拠点の新設等にあたっては、あらかじめ環境影響調査を行い、植生や鳥類・動物・海洋生物等の生態系を確認するなど、事業活動のあらゆる分野で生物多様性に配慮した取り組みを推進しています。
また、⽣産拠点の多いENEOSでは、「エネルギーグループ※⽣物多様性ガイドライン」を定めています。
ENEOSマテリアルでは、「ENEOSグループ行動基準」および「エネルギーグループ生物多様性ガイドライン」に準拠して生物多様性の取り組みを推進します。
エネルギーグループ※生物多様性ガイドライン
【基本姿勢】
当社グループの事業活動が地球の生物多様性と大きく関わっていることを認識し、事業活動のあらゆる分野で生物多様性に配慮した取り組みを推進する。
【活動方針】
- 1.事業活動による生物多様性への影響の把握・分析、および事業活動の改善に努める。
- 2.自然保護、環境教育等、生物多様性保全に寄与する社会貢献活動を推進する。
- 3.生物多様性に関する当社グループの取り組みを広く社会に発信し、情報の共有に努める。
- ※ENEOSおよびそのグループ会社。
生物多様性の取り組み
ENEOSマテリアル四日市工場ではJSR(株)四日市工場と共同で「蝶が飛び交う里山」を目指した整備を行ない、鬱蒼としていた森に光と風を取り入れ、入り口には草地を残し、バッタ等の草地性の昆虫や蝶類が生息しやすい里山環境を再現しています。また、四日市の市樹であるクスノキや花をつける低灌木を多く植樹することで、クスノキの葉を好むアオスジアゲハをはじめ、花の蜜に集まる多くの蝶が飛来するようになりました。
鬱蒼とした暗い森から明るく風通しが良い里山へ
四日市の「市の樹:クスノキ」
丈夫で病害虫に強いため、多数植樹しました。
クスノキを食べるアオスジアゲハが訪れるようになりました。