環境(Environment)

環境負荷低減への取り組み

環境情報の開示

各種環境法令、条例等の順守に努めるとともに、合成ゴム・エラストマーの製造販売事業に関わる環境情報をENEOSホールディングスの「ESGデータブック」に掲載し、積極的に開示しています。

事業所の取り組み

主要な生産拠点においてISO14001を認証取得し、「環境マネジメントシステム」を構築しています。各事業所は環境マネジメントシステムに基づき継続的改善に向けた環境活動を実施しています。

地域環境改善

2006〜2007年度に臭気対策として合成ゴム乾燥排気の燃焼処理設備を四日市・鹿島・千葉工場に設置したほか、2008年度には、騒音・光害対策として四日市工場にグランドフレアーを設置しました。また、さらなる臭気低減に向け、臭気発生源の密閉化や、消臭剤メーカーと共同で開発した専用消臭剤の噴霧などを実施し、継続的な改善に取り組んでいます。

グランドフレアー(四日市工場)

地上置きの円筒状炉内で燃焼する形式のため、周辺環境への影響が少なくなっています。

蓄熱式燃焼脱臭装置(千葉工場)

合成ゴム仕上工程に蓄熱式燃焼脱臭装置を導入し、揮発性有機化合物(VOC)を高効率で処理しています。

排水処理設備(千葉工場)

工場排水を油水分離、加圧浮上、活性汚泥、生物処理設備などで処理し、水質汚濁防止法および環境保全協定の排出基準以下で維持・管理に努めています。

当社の温室効果ガス排出削減

ENEOSグループの目標(温室効果ガスの排出量を46%削減@2030年、GHG排出ネットゼロ@2050年)を達成するため、各工場の省エネ活動推進およびCO2排出量の少ない燃料(天然ガス・バイオマスなど)への転換などを進めています。

  • Scope 1、2を対象、2013年度比
    Scope 1: 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
    Scope 2: 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
    Scope 3: Scope 1、Scope 2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

廃棄物処理施設に係る維持管理情報(四日市工場)